どうも、Unity初心者の管理人です。
Unityをはじめて触り、公式のチュートリアル(玉転がし)をやったまでは良いのですが、
「言われるがままにやって出来ちゃった」感を強く感じました。
そこで、もっとしっかりと理解したいとの欲望が出てくるわけですが、どうしたものか。
学習案
案1
このままネットで学習する
メリット
情報は新しいし、量も豊富、無料
デメリット
情報の取捨選択が初心者なので難しい
細かい部分まで説明がなかったりして調べるのに意外と時間がかかったりする
案2
ネットのスクールで教えて貰う
メリット
講師に教えて貰える、質問できる
カリキュラムがあるので効率的
デメリット
とにかく値段が高い
そのためか利用者が他の案に比べ少なく良し悪しの情報が少ない
時間的な制約がある
案3
書籍で学習する
メリット
購入してしまえば、特に調べることもなく記載通りに進めればよい
スクールよりは遙かに安い
デメリット
躓いたときにハマりやすい
安いとはいえ専門書なのでそれなりにする
自分に会わない本を購入したときのダメージが大きい
結果
2案は金銭面で除外、1案は効率があまり良くないので除外とのことで、
3案の書籍で学習することに決めました。
ただ、書籍選びはかなり重要な要因なのでまずはネットで良さそうな書籍を調べることに。
書籍選定基準
その1
現在(2018年)の最新開発環境であるUnity2018をベースに記載されているか
過去にいくつか開発系の書籍を購入して思い知らされたこと。
それは、開発環境は日々アップデートしているので情報が古いとUIも変わるし、
使用できる関数(名)などが変更されて書籍に載っている通りしても動かなかったりします。
全然プログラムとか触ったこと無いという方は要注意です。
このようなことがあるので、基本的には書籍に最初の方にどのバージョンの開発環境を
使用しているか記載があるため、それと同じバージョンをダウンロードしてから
始めるのがベストです。
ただ、開発環境を配布している公式サイトでも基本一番新しいものが
ダウンロードしやすいところにあるので、初心者であれば
過去のバージョンをダウンロード探し出して導入するのも骨が折れるかもしません。
その2
C#でスクリプトが記載されているか
現在Unityで利用できる言語は
主にC#とJavaが使用できるのですが、Unityで使用できるJavaは
普通のJavaと違うようで汎用性がないため、あまりオススメではないとのこと。
元々どちらの言語もちゃんと知ってるわけでもないのでC#をチョイスしたいと思います。
その3
自分のレベルにあった内容かどうか
これが結構重要で学習中のモチベーションに関わってきます。
あまりにも簡単すぎると物足りないし、難しすぎると途中で挫折します。
もうコレ中身読まないとわからないでしょ?って感じです。ハイ、その通り。
なので近くの書店を巡りました。
地方在住なので大きい書店がないのも痛いところですが、
書店によってはPC書籍の棚に「Unity」関連の書籍がなかったりします。
(流行のPythonはどこに行っても置いてあるのに)
開発言語の書籍と開発環境の書籍なので比較するのもどうかと思いますが。
とにかく見れる書籍が少ないながらに実際に目を通します。
Unity関連の書店に限った話では無いのですが、
「初心者」「入門」「はじめて」「かんたん」などの記載のある書籍群をみてみると。
本当書いてあるレベルはマチマチで、初めてプログラミングをするような
小学生を対象(「未経験」などと記載されていることが多い)にしたものから、
多少の知識や経験がないと何やってるのかわからない書籍まで
読み手に求める知識のぶれ幅が結構大きかったりするので注意が必要です。
また今回電子書籍ではなく、紙の書籍を選んだのも冒頭から最後まで目を通したかった為。
理由は電子書籍にも序盤の試し読みなどありますが、この手の書籍の序盤は
その言語や環境の説明や下手すると歴史みたいものから始まっていたり、
序盤はかなり簡単だったのに章が進むと一足飛びしたかのように
急に難しくなったりと、そういったものが経験上あったからなのです。
結果
ネットでの情報と書店で見た結果
これらの基準を満たしており、実際私が購入した書籍は
「Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 」でした。
入門講座とのことで未経験などと書かれた書籍と比較すると
スクリプトなどは必要以上に細かい説明などはないですが、
型、変数、関数、if文、とか聞いたことあるぐらいのレベルなら
問題なくサクサク読めるのではといった感じです。(この辺りの説明も書いてはあります)
それらを事前に知ってる方が読んだ方が理解しやすいと思います。
(一度に沢山の事を覚えるのは厳しいと思われるため)
また、全くの初心者であっても非常に丁寧に書いてあるので
全てを理解できないながら、読み進めれば書籍に記載されているゲームが作成できると思います。
逆を言うとガツガツ進めたい人には「また同じ説明が書いてある」と思われるぐらい丁寧です。
ですので、休日などに趣味で覚えたいとか一気に読み進められないなんて方にもおすすめです。
文体も非常に読みやすく好感触です。(カッコつけたりせず、読みやすさを重視した感じで疲れない)
またこの書籍の他にない良いところは、技術的な部分だけでなくゲームのレベルデザインについても
書かれているところが非常に気に入りました。
ただ一点だけこれがあったらという部分がありまして。
それはスクリプトに記載ミスがあった場合などの見つけ方が載っていないかったのが残念でした。
(スクリプトの記述にミスがあると基本的にはUnityのウィンドウ最下部に
スクリプト名と行数が表示されるぐらいは書いてあったら良かったなぁと)
途中で読むのを止めた書籍がいくつあるかわからない管理人ですが、
この本はかなりの早さで読み進すすめることが出来ました。
(決してボリューム不足という訳ではないです)
読みを終えて「Unityもっと知りたい!」となる良書でした。
最後にこの記事を読んでこの本を手に取ってくれた人のために情報共有(自分が躓いた所)
初版2018/6/26なのですが、現在(2018/10/09現在)すでにバージョンアップの為
書籍の記載通りでは動かない箇所が存在します。(7章 354、355ページ)
該当書籍の正誤情報のリンクになります。書籍購入の際には参考にしてください。
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