どうも、管理人です。
今回は2023年11月に発売したエレコムのトラックボール「IST」(M-IT10BRBK)のレビューです。
約一か月ほど使用した管理人個人の感想ですので、あしからず。
長年ロジクールの「M570」を愛用していましたが、支持にベアリングを採用するとの事で興味があり購入しました。しかしベアリングユニットが発売直前に延期になってしまったので、とりあえず「M570」との比較レビューをしてみることにしました。
2024/4/7 追記
ベアリングユニットを使用したレビューをページ下部の見出し「支持ユニットをベアリングに変更してからの使用感」に記載しました。
左がエレコムの「IST」右がロジクールの「M570」こちらはペリックスの赤玉に交換してあります。
まずはサイズの比較です、手前から撮影しましたが、本体自体のサイズ感に大きな違いはありません。
しかしながらパッと見でわかる通りボールのサイズにかなり違いがあるのがわかります。
それぞれのボールサイズは「IST」36mm、「M570」34mmと2mmの差なのですが操作感は結構違いがあるように感じました。
単純にデカいほうが動かすとき少しだけ重いです。気になるので重さも量ってみたところ、「IST」30g、「M570」26g(ペリックス赤玉)と結構な差がありました。
36mmは少し動かせばカーソルは大きく動くとの触れ込みで採用されたようですが、34mmでちょこちょこと回数多く動かす癖があるのでより重さが気になるのだと思います。
また支持は同じ人工ルビーなので似たような摩擦感はあります。(「IST」使用直後は少し引っ掛かりのようなものがありましたが、使用しているうちになくなり「M570」と同じような感じになりました。)
次に高さの比較先ほどより少し高さの違いが分かる画像です。
「IST」の方が結構高さがあります。ここは結構好みが分かれると思います。
比較すると「IST」人差し指の位置が高く薬指の所から傾斜が急にキツクなっています。
「M570」は全体的にフラットな感じです。強いて言えば小指の所の傾斜が一番大きいです。
「M570」のフラットな手の置き方に慣れていると手首にかなり角度がつくと感じました。
最後は真上から撮った画像です。
ここで一番気になるなるのは機能ボタンです。(デフォルトでは進むと戻るボタンに振られているもの)
「IST」の進むボタンは丁度人差し指の先端で押しやすい位置にあるのですが、戻るボタンが少し方にあるため人差し指と第二関節の丁度間ぐらいで押すか、人差し指を立てて押すかという感じになってしまいます。
「M570」の機能ボタンは小さいですが、クリックしている位置からどちらも無理なく押せる位置にあります。ここだけはハッキリ言って「M570」の方が使いやすいです。
また若干ですが「M570」の方が縦に長いです。ボタンの配置もこのサイズに寄るところも大きいかと思います。
また「M570」の方がやや長い分、親指の付け根から手首にあたる掌の下の方が少しだけ置ける感覚があります。「IST」にはここが殆どなくここも好みがでるかと思います。(人によってはアームレストとかも使うだろうし)
支持ユニットをベアリングに変更してからの使用感
待ちに待ったベアリングユニットを一週間程度使用しました。
で実際の使用感はと言うと「とにかく軽い!」の一言です。人工ルビーは動かすときに少しだけ指に力を加えて動かしますが、ベアリングは殆ど力をかけなくても動かすことが出来ます。
人工ルビーを使用していてもう少し摩擦感が少なければなと思っている人にはお勧めです。(自分はこのタイプ、軽いは正義!)逆にウチの嫁さんは人工ルビーの方が良かったと申しております。何故好みが割れたかと言いますと、まずはボールを転がした時の感覚なのですがベアリングは少し「ザリザリ」します。そのせいで音も少し「ザリザリ」します。音は小さい音なのでそれほど気にはならないのですが、感覚は好みが分かれそうです。また動作が軽くなった分、相対的にマウスポインタの動きも早くなる為より精密な操作が必要になります。小さいボタンをクリックする時など人工ルビーの感覚でいると少し動きすぎてやりにくく感じます。これについてはソフト側でポインタの移動スピードを落としてあげればある程度解決できるとは思います。
追記:トラックボールならではメンテナンス(主にボール支持部分の掃除)についてですが、2週間程度使用した時点では特にホコリ等は支持部分のベアリングに溜まっておらず、溜まりそうな様子も見受けられない為、暫くはノーメンテナンスで使用できそうです。これはありがたい。
総評
細かい差は結構ありますが、使っていけば結構なれるものと思います。(ただ機能ボタンの位置お前だけはダメだ、良く使用する「戻る」を先端の方に割り当てようかな)
ただ「M570」の使用歴が長ければ長いほど違和感が大きいかと感じます。
価格も実売で「IST」の方が1500円~2000円程度高いため、「M570」や同系統の物を不満なく使用しているなら方で古くなったから新しいものを探している方などは新しい製品だからと無理に乗り換える必要は全くないのかと感じました。
ただ、「IST」の神髄はベアリングユニットにあると思いますでの発売されて使用したら改めてレビューをしようと思います。
2024/4/7 追記
ベアリングユニットに変更してからの総評
ボールを動かすのが軽くて良い!個人的にはベアリングの方が断然好みです。どのトラックボールでも人工ルビーとベアリングの選択肢があるのなら常に「ベアリング!」と答えるほどに。ただ万人に勧められるかと言われるとそうでもなさそうなので、あくまでも個人的にですが。後はコスト面で現状ベアリングの方が2000円ほど高いのでその価格差をどう見るか。耐久性は今のところ高そうなので長く使えると考えれば大したことはないと思います。
とりあえず、ベアリングの操作感が気持ちいいので暫くは使い続けます。けど本体そのものは「M570」の方が好みなので「M575」のベアリングタイプが出てくれないかなぁなんて思ってたり。
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