学校給食のありかた(完食指導について)

どうも、管理人です。

今回は時々目にしていた、学校給食における完食指導の話。

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今なお続く行き過ぎた完食指導

子供の頃、給食の時間に苦手な食べ物がある子や、そもそも食の細い子など

理由は色々だと思いますが、時間内に食べきれなくて休み時間の間も

食べること強要される「居残り給食」。

そんな光景を見た方や、自分が当事者だった方などもおられるのではないでしょうか?

こんな話は自分が子供の時の話で、今はアレルギーや個々への理解もあり、

何かあればすぐに「パワハラ」「モラハラ」などと言われる昨今

居残り給食なんてものは、とうの昔に無くなったのだと思っていました。

長男(小2)は牛乳が苦手なのですが、長男から話を聞いている限りでは

飲めるだけでも頑張ってみましょう。

ぐらいのやんわりとした指導で、決して残さないようにと強制するような物ではないようでした。

給食時間から多少オーバーしてみたいな事も、稀にあるようですが

流石に嘔吐するまで無理やりなんてことは、少なくともなさそうでした。

しかし未だ教職員による「完食指導」というものはあるようで、

そのような問題に取り組む支援団体に多数の相談が寄せられているとのこと。

背景には以前記事にした、「フードロス」食品廃棄の問題について教職員に指導があり、

担当するクラスの食品廃棄量を気にする傾向があったり。

行き過ぎな完食指導については、教職員の個人的な倫理観によるものだと言う話になっていますが。

このような問題が起こる原因は多々あると思います。

どこかのブログにて「お減らし」(手をつけていないものなら戻して良い)

なんて言うルールのようなものがある学校もあるとのこと。

そもそも、食べれなそうな子は最初から少なく盛り付けるのでは?と思ったのですが。

もしかして、一人分の分量は決まっているので、

わざわざ全員同じ量を盛りつけしてから、戻させているのでしょうか?

詳細はわかりませんが、そのブログではお減らしについて、

最終的には廃棄することになるので教育的によろしくないと述べていました。

これらの問題は以前フードロスの記事で私が述べたように、

まず作る量を管理し廃棄される量を少しでも減らすことができれば、

担当するクラスの廃棄量が気になる教職員も少しは減るのでは思います。

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食べるということの本質は

例えはあまり良くないとも思いますが、

私の実家で犬を飼っているのですが、犬のごはんの準備を始めると犬はソワソワしだし、

ご飯を差し出すととても喜んで食べはじめます。

また、嫌いなものや美味しくないものは食べなかったり、

口の横からポロっと出したり途中でやめたりと嫌がります。

 

人間だって、空腹時にご飯を食べれば空腹感が満たされて

それだけで幸福感を感じたりします。

しかし、嫌いなものを出されたりお腹いっぱいなのに

無理やり食べさせられたらあなたは幸福感を感じることが出来るでしょうか?

 

食事は出来れば楽しく美味しく、

最低でも指導によって食べることを嫌いになったり

怖れたりするような事はあってはならない。と私自身は考えております。

食べ物を残すことは当然良くないことですし、食事のマナーなど

それらの事を教えることも大切だと思います。

ただそれ以上に、皆で食べる食事の楽しさや美味しさを伝えて欲しいと願います。

 

最後に最近この話題の引き金となった記事の見出し

[学校給食は「残すな」より「食べ残せ」が正しい]なのですが、

この見出しだけを見ると残すことを平然と勧めているかのように見えますが、

早とちりしないように。

言いかえるなら[学校給食は無理矢理食べさせるぐらいなら残させた方がマシ]です。

記事を読んで貰えるよう、あえてインパクトのある見出しにされたのだと思います。

あまりインパクトのありすぎる見出しを付けられると、

また極端な物言いをしてる人がいるな、記事は見ないでおこうとなる方もいますので、

どうなのかと感じました。(SEO的には正解なのだとは思うのですが…)

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