ゲームレビュー Project LUX

どうも管理人です。
iVRyのおかげでPSVRをまともにPCで使用することが出来るようになったので、
今のところPC版しかないソフトのレビューをということで今回はコレ。

【PC】Project LUX
発売日 2018年2月3日 (Steamでのリリース日)
販売・開発 Spicy Tails
ジャンル VRアニメ

「Project LUX」はVRアニメの試金石である。

ジャンルにも書いてあるようにゲームでは無いです。Steamで販売するためにゲームの体で売られてはいますが、ゲーム的要素は皆無です。基本ほぼ一本道で話は勝手に進んでいきます。視線を使用して特定のオブジェクト見ると話しが進む箇所がありますが、ゲーム的な要素ではありません。しいてあげるなら、物語終盤で選択肢が少しだけあり、エンディングが変わるのみです。
最初から最後まで俯瞰ではなく、プレイヤー視点で物語を進むのはVRアニメとして良かったです。
それだけでも普通のアニメよりはもちろん没入感はあるのですが、贅沢を言うと折角のVRなのでもっと没入感を得られるようにプレイヤーが介入出来る要素があった方が良いと感じました。コントローラをほぼ使わないにしろ、視線などでリアルタイムで何かキャラクターがリアクションを取るなど、今後はインタラクティブ性のあるVRゲームとして確立できるか、はたまたVRアニメとなるのか。

コストパフォーマンスについて

現在(2019年02月)時点のSteamでの販売価格は2480円です。プレイ時間は一時間半ほどだったので、個人的に定価だと少し高いかなと思いました。ちなみに私はセールで1500円ほどで購入したので映画を見たつもりなら妥当かと思いました。(一本道なのでどうしてもリプレイが低い為の感想です)
現状VR機器の主な使用用途はゲームが一番多いと思われる上、少しでもインタラクティブ性を持たせようとするとVRアニメという形ではなくVRゲームとして販売するしかないと思われます。また、普通のアニメよりゲームとして制作する方がコストはやはりかかりますよね。その為の価格設定かとも思われます。もっとVRが普及して多くの人に手軽に手に取ってもらえるようになれば、価格も抑えられるようになるかもしれませんね。ただ、そんな状況にあるなかでVRアニメを制作されたSpicy Tailsさんのチャレンジは素晴らしいと思います。
現在「狼と香辛料」のVRを作成中とのことなので、 「Project LUX」よりも更にVRを活かした作品になること期待したいと思います。

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