祝2周年!PSVR

どうも、管理人です。

PSVRが発売してから早二年、もうそんなに経つのかと思い自分なりに
他の方よりも若干思い入れのあるPSVRを振り返ってみようと思います。

20年越しの思い

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理想と現実

時は遡り1996年、当時中学生だった管理人に衝撃が走りました。

ダイノバイザー(ベッドマウントディスプレイ)という何だかスゴイ奴が発売されると。

大画面でゲームができるという触れ込みで売っていたこの商品。

何を勘違いしたのか、管理人はダイノバイザーでゲーム画面をみると立体的に表示され(VR)、

横を向いたその方向の景色がみれる(トラッキング)凄い商品なんだと思いこんでいました。

まだVRなんて言葉は全く使われていない当時、ゲーム少年だった管理人にとっては

まさに夢のような商品でした。(勘違いなのですが)

 

そんな夢のような商品です。欲しくないわけがありません。

親にひたすら頼み込み、誕生日かクリスマスかは忘れてしまいましたがどうにか買って貰った

ダイノバイザー!ねんがんのダイノバイザーをてにいれたぞ!(定価38800円!)

それはもうワクワクドキドキしながら、帰宅しゲーム機に接続しましたよ。

重いしズレるしでメチャクチャ装着しづらかったのですが、

テンションマックスでいよいよダイノバイザー、電源オン!

ついに夢に見た世界が!と思いきや、

目に映るのはそんな大画面か?と思うようなサイズの汚い映像のみ。

横を向いても画面の視点が追従する訳でもなく、

そこにあるのは変な被り物をし首をフリフリする管理人ただ一人。

「オモッテタノトチガウ」

汚い映像が、かすかにぼやけたのを今でも覚えています。

それが密閉されたダイノバイザーの内でのムレた蒸気か、管理人の何かかは忘れましたが、、、

しかし、親に頼み込んで買って貰った手前、すぐに使わなくなるわけにもいきません。

暫くの間、パンツァードラグーンをプレイするときは装着し、

サターンコントローラーのLR(視点変更)を押すタイミングで自分の頭を左に右に動かし、

少しでも気分を出そうと必死だった事を覚えています。

 

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理想が現実に

時は過ぎ2014年、これまで数々のヘッドマウントディスプレイが発売されましたが、

VR機能を持つヘッドマウントディスプレイは商品化されておらず。

管理人は「モウ、ダマサラナイゾ」と多少の興味はあるものの手に取ることはありませんでした。

そんなヘッドマウントディスプレイ恐怖症のような管理人でしたが、

プロジェクト・モーフィアスの発表を見たときに中学生と同様の衝撃が走りました。

「これが本物のダイノバイザーだ!」と。

中学生のあのときの気持ち。ずっと引きずっていたあの感情に!

決着をつけるときがついに来た!と思いました。

 

更に時は経ち、2016年。プロジェクト・モーフィアスはPSVRとし発売日が決定されました。

それからというもの常にPSVRの情報を追いかけ、

隣の県のソニーストアで体験会が開かれるとの情報を目にします。

いち早く体験したい!という思いで頭がいっぱいになり、

体験会の予約を取るため、ソニーストアの体験会予約ホームページと睨めっこする

日々を過ごしていました。(当時体験会は人気で予約開始と同時にすぐに定員に達していました)

そしてついに体験会の予約をすることができ、まちに待った体験会当日。

新幹線(往復8000円)、慣れない土地なのでソニーストアまでの道がよくわからず

右往左往したあげく、タクシー(2000円)を使いついにソニーストアへ到着!

立派なウィンドウ越しにみえるPSVRを被るお客さん、説明をしているコンパニオンのお姉さん。

ここで焦っちゃいけないよと高まる気分を押さえるため、近くの書店へ。(念のため早めに着いた)

真夏の暑い中、右往左往していた為汗だくだった管理人。

効き過ぎるぐらいの冷房のなか、予約時刻になるまでクールダウンをし準備万端。

ついに予約時刻の五分前、高まる興奮を隠すため

「今来たばかりですよ」なんて顔をしながら、ソニーストアへ入店。

体験会スペースは二つありそれぞれプレイできるゲームが違います。

片方は一人PSVRを被り、深海に潜りその周りをサメがグルグルするホラー系ゲーム。

もう一方はお客さんがPSVRを被りロボット役になって、

コンパニオンのお姉さんの操作するキャラクターとワイワイ遊ぶパーティー系ゲーム。

二種類のゲームがありますが、やりたいゲームを選べないのもすでにネットの情報で学習済み。

さて、私にはどちらのゲームが選ばれるのかと不安と期待の中待っていると

ついに声がかかり、「パーティー系ゲーム」の方へ案内されました。

正直、「ホラー系のやつでうっかりビビって声とか出しちゃったら恥ずかしい」と思っていたので

パーティー系の方に呼ばれた時には、これはこれで

「いい歳したおじさんが、お姉さんとゲームするのちょっと恥ずかしい」とも思っていましたが、

この時は、安堵の方が大きかったと思います。

さてゲームをはじめる前にコンパニオンのお姉さんからの説明を受けよう

って時にもう一つのホラー系ゲーム体験会スペースからコンパニオンのお姉さんが近づいてきます。

なんだなんだと思っていると私に向かい、

「あちらのお客様が怖いのが苦手との事なので交代していただけないでしょうか?」

一瞬耳を疑いましたね、向こうに見えるは自分より少し年上と思われる

申し訳無さそうにするおじさん(私もおじさんだが)、恥ずかしげも無くコンパニオンのお姉さんに

「怖いのが苦手だから交代してもらえるか聞いてきて」と申したのか!

そうゆう場面では自分を殺してしまう管理人にとっては

自分に素直で凄いなぁと妙に関心してしまいました。

このシチュエーションで「実は管理人も怖いのダメなんですよー」なんて言う勇気もなく、

「あ、いいですよ」なんて言うのが精一杯。

申し訳無さそうなおじさんも体験会を楽しみにして来た同士じゃないか、

サメは俺が引き受けた!と会釈をするおじさんに伝わったかわからない

アイコンタクトを送り、いざサメVRの元へ!

先ほどおじさんの代わりに申し入れに来たコンパニオンのお姉さんから

「ホントに結構怖いんですけど、大丈夫ですか?」とか

「怖かったら途中で外して下さいね」などと恐怖のハードルを少しあげて来やがるではないですか。

「そんなにリアルに見えるんですか?楽しみです」などと怖がってないですよ感を

醸し出しながらついにPSVRを装着!

あのダイノバイザーと比べると着けていることを忘れるかの如くの着け心地(言い過ぎ)

そして目の前に広がる光景は、中学生の時ダイノバイザーに期待していた映像そのものでした。

コンパニオンのお姉さんが見ている手前、恥ずかしいので興奮は隠しつつも

上下左右後ろと360度風景が変わるのを一通り楽しみ、

迫り来るサメの「そこにいる感」にも幸い声を出さず初めてのVR体験を堪能することができました。

ほんの五分程度の体験でしたが、最後の方では綺麗な映像が興奮の熱気のせいか

管理人の何かかわかりませんが、ほんの少しだけ映像がぼやけて見えていたように思います。

体験も終わりコンパニオンのお姉さんに「思ってたより、凄かったです」とお礼を言い、

興奮もさめやらぬ、若干の熱気を帯びながら帰路につきました。  

 

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数々の試練を越えて

体験会で貰える予約抽選券はやはりハズレ。

街の某レンタル販売店で予約開始との情報を得て、いざ予約日当日は早朝から予約開始とのこと。

車で行って道が混んでて間に合わなかったらマズいと思い、路面電車で街まで向かうことに。

しかし、それが裏目に。

普段トラブルのない路面電車が車両故障で動かないではないか!

神は何度試練を与えるのだろうかとか、ダイノバイザーの呪いか?

なんて思いつつタクシー(2500円)で移動、無事予約開始前に到着。

三、四十人ぐらい並んでいましたが結局抽選にならず、

並んでいた人全員抽選なしで予約する事ができました。

予約してからはクリスマスを待つ子供の如く、指折り数えて発売日を待ちました。

大人になってから(こんなことしてて、大人なのかよくわかりませんが)

何かの発売日をこんなに楽しみに待ったことはありませんでした。

普段買おうかなと思っていた新作ゲームも、日々仕事で気づいたら発売日昨日だったの?

みたいなことばかりで、PSVR発売までの日々は無くしていた何かを

取り戻したような気持ちになりました。

そしてついに発売日、妻と街に買い物に行ったついでに(PSVRを引き取りに行くついでに買い物)

引き取りに行ったのですが、管理人はテンションマックスなので

移動中もVR凄いよ!と妻に説くわけですよ。(体験会の後から時々あった光景ですが)

しかし、その手のものにあまり興味がない妻

「そうなの?良かったね」ぐらいの反応しか示しません。

けど、凄い体験、新鮮な体験は共有したいじゃないですか?

帰路につき、すぐさまPSVRを設置し少々めんどくさそうな妻を座らせPSVRを被らせます。

もちろん体験させるのは「KITCHEN」です。

ゲームがはじまるとあまりのリアリティに声も上げず、暫くすると「ギャー!」

と叫びながらPSVRを外しどこかへ行ってしました。

大満足です。

発売から二年経つ今、あまりやるソフトがなく私の家では多少の埃を被っています。

(管理人のVR酔いが酷いこともありますが)

しかし、そのPSVRの姿を見るたびにダイノバイザーのほろ苦い思い出を思い出すのであります。

それにしても良くあんな訳の分からない高価なものを、買ってくれたなと

親に感謝しなければと思うのでした。

ねんがんのPSVRをてにいれる、までにいくら費やしたのかわかりませんが、

思い出ってプライスレスだなぁとしみじみ感じたわけでした。

 

後はセガが「パンツァードラグーン」をVRで出してくれれば、

あの思い出に完全決着がつけられますので宜しくお願いします!

セガではないですが、PCで発売が予定されている

「ガンナーオブドラグーン」でお茶を濁そうかと思案中。

なので次回はPSVRをPCで使用する記事でも書こうかと思います。

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