ゲームレビュー アストラルチェイン

どうも管理にです。
今回はプラチナゲームズの新規IPとなるコレ。

【 Nintendo Switch 】アストラルチェイン
発売日 2019/08/30
販売または開発 プラチナゲームズ
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
レビュー時点のプレイ時間 約24時間(クリア済み)

直近ですとニーアオートマタを制作したプラチナゲームズの最新作。アクションゲームとしてのニーアは少々物足りなかったですが、今作はいかに?

グラフィック

最新の3Dアクションゲーム、例えばデビルメイクライ5と比較するとかなり見劣りします。正直一世代前のレベルと言わざるを得ません。トイレの鏡が灰色のテクスチャ一枚でキャラさえ写らないのは、このご時世に流石に厳しい。フレームレートは30フレームですが、まぁ慣れれば大丈夫です。しかしジャギが結構酷くてちょっと見づらく感じるレベル。そのせいなのか、プレイしていて若干酔います。この辺りはもうデベロッパーの開発力というよりかNintendo Switchのマシン性能の限界なのかと思われます。もう一つ非常に気になるのが女主人公で始めて多少のキャラメイク(髪型変えたり肌や目の色変更できる程度です)をするのですが、ゲーム中にでてくるモブ女キャラと顔が同じに見えるのは自分だけでしょうか。なんかテンション下がります。

アクション・操作性

何といっても特徴的なのはレギオン(数種類あり)というJOJOでいうスタンドみたいなやつを呼び出して、戦わせることができます。基本的には呼び出すとオートで戦ってくれるのですが、遠くに飛ばしたり近くに引き寄せたりレギオン固有の能力を使用したり協力技を出したりある程度任意に操作することもできます。とりあえずデフォルトの操作設定で遊んでますが、Zトリガーにレギオン呼び出しや主要な攻撃が割り振られていたりと、少し癖が強いです。そして色々なシステムを盛り込んでいるので、少々ややこしく忙しいです。裏を返せば色々な事が出来て遊びの幅が広くかなりテクニカルに戦えるので慣れてくればかなり楽しいです。戦闘アクション的にはデビルメイクライやベヨネッタのようなコンボから浮かせてフィニッシュと言う感じよりかは、どちらかと言えばヒットアンドウェイで削っていき大きい隙やカウンターできる技で敵を一時的に行動不能にしてからスキルなど使用して大ダメージを狙っていくタイプです。不満点を挙げると若干カメラが近く少し見づらいのとレギオンと敵複数体いると敵の攻撃モーションが非常に見にくい視覚面と、レギオンとの協力攻撃のモーションに入ってしまうと緊急回避が行えないシステム面が不満です。どの攻撃モーションでも緊急回避でキャンセルできれば、ストレスがなかっただろうと感じました。

アドベンチャーパート

正直あまり楽しくないです。情報収取のフラグ立てをしてキーワードを集めて、特定の場所に着くといくつか質問されるので集めたキーワードの中から選択します。正解でも不正解でも、ゲームは進行し関係するのはリザルトの評価にのみです。特に謎解きや推理などは殆ど頭を悩ませることもありません。民間人の救出などや、敵に見つかったらいけないステルスシーンなどもあり、テンポがかなり悪い箇所があります。そんな感じなので正直アドベンチャーパートとか要るの?とプレイ時間の水増しにしか感じていません。

成長要素、難易度など

お金や、成長に必要なポイントを獲得し主人公の武器の強化やレギオンの能力やスキルの解放ができます。それによって戦闘の幅が徐々に広がるのと、プレイヤーの腕が上がっていく過程がなかなかいい感じにマッチしていると感じられました。難易度についてはノーマルで進めていますが今のところ一回もゲームオーバーになっていないのでアクションゲームとしえは比較的簡単な部類かと感じます。理由は2つあり、1つは回復アイテムが結構豊富にあることで支給品と名前が付いたアイテムは話の区切りを跨いで持ち越せない為、貧乏性の自分でもためらうことなくアイテムを使用できる為。もう1つは敵の体力を少なくするとフィニッシュボタンが敵の頭上に一定時間表示され、その間にボタンを押すとフィニッシュ技がでるのですが、なんとこの技を決めると体力が完全に回復します。ほとんどの雑魚キャラでフィニッシュ技が決めれるため、道中の回復は大抵これで賄えます。

まとめ

前述したように色々目につくところはありますが、アクション部分は非常にテクニカルに遊べるようになっていて慣れてくれば思い通りに操作できる気持ちよさのあるアクションが楽しめます。なのでコアなアクションゲームファンにおすすめです。難易度ノーマル以上では戦闘の区切りごとに、戦闘内容をランク付けをしてくれる上にゲーム内の実績も多数用意されているので、やり込み要素もあります。普通にクリアするだけでも24時間ほどでボリュームはあったので、やり込みをしない人でも結構なプレイ時間を費やす事となります。ただし、アドベンチャーパートの時間も結構ありますので、純粋にアクションだけ楽しみたい!って人はやや注意です。
あまり関係ないですが、このゲームをやっていてPS2のカオスレギオンを思い出したのは自分だけではないはず。

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