ゲームレビュー Maneater

どうも管理人です。
発売を楽しみにしていた人もいるはず?今回はコレ。

【PC】Maneater
発売日 2020年5月22日
販売または開発 Tripwire Interactive
ジャンル ShaRkPG
レビュー時点のプレイ時間 約5時間

メーカーがShaRkPGと謳っているので、そのまま記載していますがジャンルはアクションRPGです。突然ですが46臆年物語(スーパーファミコン)と言うゲームをご存知だろうか、 最初プレイヤーは魚から始まり色々な生物を倒しながら経験値を貯め進化(レベルアップ+見た目も変わる)させていくアクションRPGでした。このゲームをプレイしてから私はこの手のゲームの虜になったのでした。似たようなものだと動物番長(ゲームキューブ)などがありますが、続編などは作られることもなく類似したジャンルのゲームはあまり見受けられません。そんな中で発売したのがこのManeater(以後、本作と呼ぶ)なのです。ストアの説明文の「捕食!探検!進化!」これだけでもう買いです、クソゲーかどうかなんて知ったこっちゃありません。ただやってみるのみ!

期待する部分1 進化や成長要素について

基本的なアクションとしては噛む、尾ひれで叩く、ジャンプする、回避する、これらで成り立っておりアクションとして出来ることはそう多くなくやや単調です。本作ではプレイヤーは常に「サメ」それは買う前から分かっていたのです、他の生物に進化したりしないことは。小さい子供のサメから始まり成長(レベルアップ)し既定のレベルに達すると、ステータス以外にも見た目も大人になり大きく成長します。なので当然いくら成長してもサメはサメ、基本的なプレイフィールは変わりません、当たり前です。その代わりに体の部位に能力を装備できるようになっており少しでも変化を与えようとしています。

期待する部分2 捕食について

敵となる生物にはHPがありバーで表示され可視化されています。攻撃を繰り返しHPを0にすると捕食となります。この手のゲームはこの部分の気持ちよさが売りと思っているのですが、本作はその部分が少し弱く感じる。例えばワニと戦っていて一定のダメージをあたえ、ふと気が付くとワニの手足だった部分がなんか赤くなってる?って程度の欠損表現。特定部位にダメージを一定数あたたえるとそこを食いちぎる演出とか、最後の一撃(捕食)を重く見せるヒットストップとかもなし。ちょっと大きめのワニとかサメとか倒すといきなりバラバラ(ポロポロ)の肉の破片となり、せっせとその肉の破片のオブジェクトを噛むアクションで経験値にします。捕食した!ってよりはやっつけたって感じです。私自身特にゴア表現が好きでもないですが、もう少し捕食に力を入れて欲しかった。ただRPGらしく成長すると、今まで苦戦していた敵に楽に勝てるようになったという気持ち良さはありますし、サメ自身結構高速で動けるのでハンター(人間)と戦う時はスピーディーなアクションが楽しめます。後は操作面でスティック押し込みで敵をロックオンできるのですが、 ロックオンし続けてくれないで視界から外れたりするのがストレスを感じさせる部分になっています。ロックオンと言うより一番近くの敵の方を向くが正しい表現かもしれません(実は仕様だったりするかも)

期待する部分3 バカゲー的要素

一応メインのストーリーがありまして、サメに父親を殺されたシャークハンターがおり、そいつに捕まったサメのお腹には赤ちゃんサメが。シャークハンターはお腹を引き裂き赤ちゃんサメを取り出して因縁がみたいな、このようなおバカなストーリーから始まります。また、アメリカの有名なコメディアンを採用して、所々でアメリカンジョーク的やブラックジョーク的なことを言うのですが、日本語翻訳が残念で上手く伝わらない事がある感じです。

日本語訳が残念な例(そもそもこれはヨットなのかも怪しい)
敵(魚やワニ)にやられた時に表示される画面が素敵!

上の画像が示すように、本気で日本語訳を入れて残念な感じになっているのか。はたまた下の画像のように一時一世を風靡?したPUBGの「ドン勝」的な狙ってやってる?のかわかりませんが、自分的にはこれら総合的に判断して本作をバカゲーと判断しています。ビーチで遊んでいる人間達を陸に上がりビチビチ跳ねながら一人ひとり食べる姿もシュールで好き。

総評 期待以下でもないし、期待以上でもない

決してつまらないわけでもなく、だからと言って凄く面白くもないそんな作品。一部ではサメ版GTAなんて言われいますが、ミッションなんかも単調で指定された生物を一定数食べろみたいなのが殆どです。唯一GTAっぽいと感じたのは、人を食べると警戒レベルが上がっていきシャークハンターが沢山集まり攻撃が激しくなり、暫く見つからないようにしていると警戒レベルが下がるといったた所だろうか。まだ5時間超えた程度のプレイ時間なのでボリューム感はわからないが、インディーズで安く良質なゲームが多くあるなか4000円を超える価格設定は少し高く感じるかもしれない。

おまけ
後ろでゲームをチラッと見た妻が一言「汚いね」と。私は「そう?」(汚いって言うほどグラフィック汚くないけどなぁ)と言いい、暫くゲームをしていてハッと気づいた。サメが泳いでいたステージの川の水は少々濁り人間の捨てたゴミがそこら中に浮いている…自然汚しちゃダメ!という立派なメッセージ性を含んだ本作でした。(訂正 バカゲー→エコゲー)

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