どうも管理人です。
引っ越しに伴い色々と家電を買い換えました。皆様の購入の際の参考になればと思いレビューしたいと思います。
今回はテレビを4k出力できるもの購入したので、あわせてアンプも4k対応するものに置きかえました。今回購入したのはヤマハ「RX-A2080」です。今まで使用していたのはマランツ「SR7005」ですのでそれとの比較になります。(10年近く前のAVアンプとなりますが、ほぼ同じ価格帯の物です。またスピーカーシステムの構成は同じで5.1chです。 )
ヤマハAVアンプの目玉機能シネマDSPとSURROUND:AI
この機能が使いたいが為に、ヤマハのAVアンプを選んだといっても良いこの機能。ここでいうDSPとはどんな機能かと簡単に説明すると、デジタル・サウンドフィールド・プロセッサーの略でヤマハ独自の音場創生技術の事。コンサートホールとかライブハウスとかリスニング環境自体をホームシアターシステムで再現するシロモノです。そしてシネマDSPとなると今度は映画館の音場の再現ではなく、映画そのものの音場の再現するものとなり、特に映画再生ではセリフを大事にしているとの事。
マランツのAVアンプを最初は4.1chでセンタースピーカー無しで使用しており、(金銭的事情で) 後からセンタースピーカーを取り付けました。接続後、AVアンプ付属のスピーカー音量レベル調整専用マイクと調整機能を使って各スピーカーの音量レベルを自動調整し、ドルビーやDTSなどのAVアンプに搭載されているサラウンドプログラムを使用し映画を見ましたが、あまりセンタースピーカーから音が鳴らず正直センタースピーカー要らなかったかも…と若干後悔していました。そんな思いから今回はヤマハのAVアンプを購入してみました。そして初めてシネマDSPを体験してみた所、ヤマハの売り込み通りマランツのアンプと比べ、センタースピーカーに多くの音が振られおり特にセリフがかなり聞き取りやすい!期待通りの結果となり大満足です。シネマDSPをOFF/ONすると顕著に違いが分かるほど変化があってAVアンプ的にとても面白いと感じました。
また、このシネマDSPには複数のプログラム(壮大なSF用のものや、派手なアクション用のもの、ドラマなどのシリアス用のものなど)が用意されており、そのなかで適したものを視聴者自信が選択して使用することとなります。で今回のAVアンプのシリーズからはSURROUND:AIという機能が実装されており、AIが視聴者に代わり視聴している映画などにあわせて、最適なシネマDSPプログラムをリアルタイムで自動選択してくれるというスグレモノです。あまりにもスムーズに適時変更してくれるので、体感しにくいかも知れませんがそれこそがこの機能の凄いところなのかも知れません。
操作系のリモコンやリモコンアプリについて
アンプ本体のフロントパネルを操作することは殆どないと思います。なので大体の操作はリモコンもしくはリモコンアプリを使用することになると思います。でヤマハのこのAVアンプに付属しているリモコンなのですが、質感などは高級っぽくて良いのですがデカいくせにボタンは少なく、そのボタンも少し堅くて押しにくいです。マランツのリモコンの方がサイズ感など、普通で使いやすかったです。学習機能などもあったので、リモコンの集約も出来るスグレモノでした。次にリモコンアプリについては、ヤマハの方がUI含めデザインや操作時のレスポンスも良く使いやすいです。マランツは正直ヤル気の無い感じでした。GooglePlayの評価を見ても一目瞭然だと思います。AVアンプが多機能になってきたことにより普通のリモコンだと切り替えや色々な機能の操作など、画面に映し出された表示を見ながら操作することも多々あり、リモコン操作だけでは完結しないこともしばしば。結局アプリでの操作の方が目的を達成するのに少ないステップで到達するのでアプリでの操作がメインになっています。
音に関して
正直AVアンプを使っているので、そこまで音に拘っていません。(歳とともにだんだん聞こえなくなってきている自覚もあるので)参考までにフロントスピーカーはB&WのCM9を使用していますが、ある程度音量を大きくしても鳴らせてないなんて出力不足を感じることは一切ないので不満はありません。
総評
AVアンプとして完成度は非常に高くコストパフォーマンスも良いと思います。今回ヤマハのアンプを購入して思ったことはピュアかAVかやりたいことをハッキリとさせどちらかに寄せた方が良いということ。正直マランツのAVアンプはどっちつかずだったのではと今更ながら思いました。ピュアをやるならセパレートでちゃんと組んで、AVやるならAVに特化したメーカーのものを選ぶべきだと。なかなか色々なメーカーのものを試す機会もないので、AVアンプ選びの参考に少しでもなればと思います。
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