どうも、管理人です。
今回は「AI」という言葉の乱用について。
最近テレビを見ていると、あなたにあった○○をAIがおすすめします
みたいな内容をちょっくちょく見かけます。
この手の話題をみるといつも思うことがあります。
それはこの機能のどこにAIが使われているのか?と疑問とか違和感を感じるのです。
ターゲットの情報(性別・年齢・趣味・趣向など)や、ターゲットに対するQ&Aなどから
おすすめしてくれるそうな。
これってそこから得た情報をデータベースに参照してキーワードなどで一番多くマッチした物を
おすすめてしてくるだけなのでは?と毎回思うのですが違うのでしょうか?
ビックデータを使った単なる検索なのではと。
テレビを見ていた印象はそんな感じで、
AIだからこんな風にすすめてくるんですよ、凄いですね!みたいなこともなく。
私がたまたま見たテレビ番組の紹介の仕方や内容が悪いだけなのかも知れませんが。
他の番組でも似たようなAIの紹介などを見かけたりするので、
本当は番組の作りの問題ではないと思っていますが。
私が見た番組では、その人におすすめする本を自分のSNSの書き込み内容などから
探してくれるといったものでした。
そのAIプログラムを動かしてサーチ中的なローディング中的な
グルグル回る待ってね的な画面が暫く表示されます。
その画面から切り替わったかと思うとおもむろに、
AIおすすめの本(食の歴史的なカンジの本)が画面に表示されておりました。本当それだけ。
使用したお客さんは「あー私、食に興味あるからー」などと言っておりましたが。
本当にここまでの流れで「AI」感はゼロです。がっかりです。
私自身の「AI」感そのものが間違っている可能性もありますが、
AIって言うなら、もっとこう「こんな理由であなたにこれをおすすめします」とか
「この本のこの部分が読んで面白かったのでおすすめです」とか、
「○○みたいな物ばかりではなくたまには、こういったものにも触れてみては?」などと、
もっとAIこんなに考えて答えを出したよ!みたいな感じに出来ないんでしょうか?
自己学習や自己判断を目に見えないレベルでやっているのかも知れませんが、
人工であっても知能を持っているんだなぁと感じられるようになるのはまだまだ先か
と思わざるをえませんでした。
いや、絵を描くAIとか小説を書くAIとかの作品を見たり読んだりすると
へーこれAIが作ったんだ?なんか凄い!人と区別つかないしって感じました。
クリエイティブ方面ではこんな凄いAIがあるのに、大した機能も持たないプログラムに
流行っているからなのか、注目が集まるからなのか、誰かを騙そうとしているのか
わかりませんが、AIなどと付けるのは優秀なAIに対して失礼なのだと思います。
結局のところ何が言いたかったのかと言いますと。
AIの大安売りは止めて欲しい!と言うことです。
これが進むと一般にはAIって凄くないねって思われてしまうのが
残念だと思うからなのです。
AIがもっと身近に素晴らしい存在になった日には
「そんなあなたのために、好きそうな内容の本を書いておきました。」
ここまでできるようになったら、皆がAI凄いってなるんだろうなぁ。
そして最後に
「このブログ、実はAIが運営しているんですよ」
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